点検監査の重要性
- 光一 西島
- 2025年9月6日
- 読了時間: 3分
2025年7月

太陽光パネルを下から見た写真。下から上へ強く突き上げてパネルのフレームが凹んでいます。横から見ると、太陽電池(セル)を保護する表面のガラスとフレーム枠との間に隙間ができていました。
この現場は、オーナー様より「太陽光パネルを簡易的にホットスポット調査して欲しい」とのご依頼を受けて、赤外線カメラ搭載ドローンを使ってパネルを撮影しました。
ドローン飛行しながらパネルのサーマル映像をチェックしていた時、
ホットスポットは出ていないのですが、表面温度の違いに違和感あり、気になって近づいて見てパネル枠の凹みに気付きました。

後日オーナー様へ点検報告にてこの破損を報告した際、
「1ヵ月前に防草シートの張り替えを業者に依頼」していたことが判明しました。
防草シートを止める杭は長くて、挿し抜きはユンボなどの重機を使っているのだそうです。
恐らくは、杭を抜く際にユンボのアームがパネルに接触したのではないか?と思われます。
状態としては、表面のガラスとパネル枠の間にわずかな隙間が出来ている為、このまま放置すると隙間に雨水が侵入し、パネルの故障に繋がります。
更に、高電圧と水の関係は、最悪の場合に漏電による感電事故の可能性もあります。
よって、速やかなパネル交換をおすすめしました。
その後、防草シート交換作業を依頼した業者へ問い合わせたそうですが、「作業中にそのような接触事故は起きなかった」と回答されたそうで、弁償してもらえなかったそうです。
まとめ
多くのメンテナンス会社は「誠実に」「丁寧に」点検・報告をされていると思います。しかし残念ながら一部で、不誠実な業者もいるのが現実です。
その対策としては、「第三者監査(または内部監査)」しかないと思います。
予算の都合上、監査できる範囲は限られてくると思いますが、やらないよりはマシです。
その「簡易的な点検・監査」で有効なのが、赤外線カメラ搭載ドローンによる監査です。
以前は高額でしたが、現代は比較的リーズナブルな価格で提供されています。
・パネル表面の汚れや割れチェック
・発電ロスに繋がるホットスポットの有無
・敷地内の雑草の繁茂状況やゴミの不法投棄の有無
・敷地の周囲に張り巡らされた柵の破損の有無
など、メンテナンス会社の点検報告書で「異常なし」と表記されている項目、『本当に?』と監査してみてはいかがでしょうか?
特に、遠隔地に所有する発電所がある場合は、頻繁に見に行くことが難しいと思われます。
そんな場合は、発電所付近のドローン会社を探して「第三者監査」を依頼してください。





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